【日記】夏休みの幕開けに

日記

約1ヶ月も続く、娘の長い夏休み。

自分自身の「病気」で幕を開けるなんて、全くの想定外だった。

夕食を終えた夜の7時頃。

夫と娘がお風呂に入っている間、一息ついていたら、お腹の雲行きが怪しくなった。

「これはお腹を下すな…」と思っていたら、急に、通常の下痢とはレベルの違う激しい痛みに。

脂汗を流しながら、床にうずくまって動けなくなった。

なんとかトイレに座って、「痛い痛い」とわめきながら便を出しきったら、若干、痛みは弱まった。

でも、まだかなり痛い。

そのうちお尻からジャム状の血が出てきて、恐怖を感じた。

夜間診療所に駆け込むと、「虚血性大腸炎」と診断された。

「後日検査をするように」「どうしても痛いならまた連絡して」「容体が急変したら救急車を呼んで」などと言われ、整腸剤を処方され、一度は帰宅。

でも、薬を飲んでも、ひどい腹痛は治まらず、眠れない。

結局、明け方、また夜間診療所に行き、二次救急の病院に紹介状を書いてもらった。

そこで、痛み止めの点滴等の処置をしてもらって、痛みが耐えられる程度に落ち着いたのは、朝の6時。

約11時間も腹痛に苦しんで、大変な思いをした。

夜間診療所から、近くの二次救急の病院に移動する際、夫と娘が、私を車いすに乗せて押してくれた。

ぐったりした私の姿を見ても、取り乱すことなく、凛とした表情で、車いすを押してくれる娘に頼もしさを感じながら、

一方で、一刻も早く苦しみから解放されたい、なんとかしてほしいと願っていた。

そんな想いを抱えながら、いつもより低い視点から眺めた、明け方の静かな街の様子、まだ薄暗い空の色は、たぶん一生忘れられない。

娘にとっても、楽しいだけの出来事より、印象的な経験になったと思う。

体調を崩すと「健康第一」を実感させられる。

何気ない日常も、あれこれ思い描く未来も、すべて「家族みんなが健康である」という土台の上に成り立っている。

元気なときも、そのことを忘れないようにしたい。

今後は、食事、運動、睡眠、ストレスケア等、健康面にますます気を配っていこうと思う。

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